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(1) 公称周波数及び容許誤差( Nominal Frequency and Tolerance )
正確な振動回路のマッチングにおいて、振動回路出力の周波数を“公称周波数( normal frequency )”と称する。周波数の単位は一般にメガヘルツ( megahertz, MHz) もしくは キロメガヘルツ(Killohertz, KHz)と表示する。
実際のロットサイズの生産及び振動回路応用で、製品は室温環境(25oC)において中心周波数に相対する周波数分布誤差がある。この種の型の周波数許容誤差の最大分布値は一般にppm ( parts per million )もしくは% ( percent )で表示する。
(2) 基本波の振動及び倍音振動形態( Fundamental and Overtone Vibrations )
AT切断角度の水晶共振子は、主に厚み切断振動形態で存在する。石英結晶体(水晶)は、共振時、基本波周波数振動の他に、高レベルの倍音共振も石英結晶体(水晶)の電極区域の間に基本波振動と同時に存在する。しかし、圧電材料の電極が電気相位に相反する振動環境にあることから、ただ奇数倍(odd number)の高周波倍音だけが発生し、 偶数倍(even number)の倍音共振は、水晶共振子では存在しない。(図十).

(Fig. 10) Only odd number harmonic vibrations can be excited in crystal resonator
(3) 負荷電容量 ( Load Capacitance, CL )
振動回路上の”負荷電容量(load capacitance)”の定義は、水晶共振子の二個端子から見た振動回路へ受けるすべての電容量値とする。 負荷電容量は回路上に於いて、水晶共振子と並列(parallel)、もしくは直列(series)の方法で連接することができ、並列方式連接の振動回路に於いて、負荷電容量(CL)の大きさは公称周波数の特性に影響する。
この種の負荷電容量の並列回路の共振周波数は fL で表示される。

この周波数も負荷電容量直列回路の公称周波数で、規格に於いては仔細に説明しなければならない。
(4) 周波数の温度に対する安定性( Frequency-Temperature Stability )
石英周波数は、温度変化によって変化する。これは石英材の各座標軸方向における熱膨脹係数と異なる。温度が変化すると、各軸方向格子距離に変化が生まれ、異なる切断角度を引用する時、異なる振動形態の変化もまた異なる。
AT切断角度の厚み切断振動形態の設計は、一般に摂氏25度を採用し、参考温度点の周波数で作業環境温度範囲内の周波数変動の安定性を定義する。定義においてこの周波数は温度安定性パラメーターになるのと同時に, 相対する作業環境温度範囲(Operation Temperature Range)に同じく規範される。
石英周波数部品周波数は、温度安定性の特性に対して公称周波数誤差と同じとし、ppmもしくは% を計量単位とする。部品の周波数温度特性曲線と石英(水晶)の切断角度, 振動形態, 表面処理及び外型サイズはすべて大きく関係する。この他、振動回路の負荷電容量(CL), ドライブレベル(drive level)の特性も振動回路出力周波数の温度変化の安定性に影響する。
(5) 等価直列電気抵抗 ( Equivalent Series Resistance ,
ESR)
石英結晶体(水晶)の直列振動がfs時の時、 C1及びL1は相反して互いに相殺する。共振子全体の動態アーム(motional arm) のアドミタンス(admittance)は最小電気抵抗値R1に接近する。この時、水晶共振子全体に現れるのはただ一個の電気抵抗性の部品だけで、電気抵抗値R1は部品全体の機械性エネルギーを消耗し、石英(水晶)材, 接着材及びパッケージ材上のすべてのエネルギー消耗を含む。
(6) 動態電容量( Motional Capacitance C1 ) 及び動態インダクタンス( Motional Inductance L1 )
公式一に於いて、動態電容量C1及び動態インダクタンスL1と直列共振周波数, fs ,は、相互に関連する。
実際の測量システムに於いては、ただ我們動態電容量C1及び直列協振周波数fs だけを測量することができる。動態インダクタンスL1は公式(4)で計算して求める。

(7) 静態電容量( Static Capacitance or Shunt Capacitance, Co )
静態電容量,Coは、主に水晶ウエハーを誘電材料として二個の電極で形成した電容量を主とする。 他に一小部分の静態電容量は水晶ウエハーとコード接続した導電接着材の間に連接した電容量と外筐をパッケージした電容量から成る。
静態電容量は、振動周波数の範囲より遠く低く測量したもので、振動周波数附近の動態電容量に影響を与えるのを防止する。 公式(5)は静態電容量の数学表示式である。

公式(5)に於ける, A は電極の面積を代表し、 d は水晶ウエハーの厚みを表し、ε は水晶ウエハーの相対誘電値を表し、 Cm+p はその他の材料が発生した電容量値である。
(8) ドライブレベル( Drive Level )
石英結晶体(水晶)のドライブレベルは、水晶共振子の消耗レベルを指す。一般にミクロワット(microwatte)で表示される。
振動回路の設計上、水晶共振子に振動を開始させ、並びに振動を維持させるのに適するレベルが提供されなければならない。石英結晶体(水晶)の振動は物理上、高周波機械振動に属し、振動時の電気電気抵抗値は、約10〜100オーム以下( 周波数範囲及びサイズの大小によって差異がある)である。 振動回路が仮に高すぎるドライブレベルを提供した場合、石英結晶体(水晶)の非コード特性変化及び石英/電極/接着材のインターフェイスを悪化させ、 更には振動周波数FL及び等価電気抵抗R1を過度に変化させる。石英結晶体(水晶)は長期間の高すぎるドライブレベルの下での作業により、不安定な現象が発生する。各種応用面の低消耗レベルの要求及び製品の小型化が主流となり、加えてここ数年水晶製品の技術が大幅に上がったため、水晶共振子の電気電気抵抗値全体はすべて下がって安定した。振動回路の設計は不要となり、また水晶共振子上面に於ける高すぎる駆動エネルギーは提供しない。大部分の応用面にとって、振動回路は、10 〜 100 ミクロワット( microwatte )が最大レベル(水晶共振子のサイズ及び周波数によって決める)で水晶共振子に提供すれば、十分足りる。
(9) 電気品質因子( Quality Factor, Q )
水晶共振子にとって、 電気品質因子Qは、大変重要なひとつの特性である。 電気品質因子は下記の公式(6)で表示する。

石英結晶体(水晶)の共振子の品質因子は、数百万以上に達する。
(10) 可変幅( Pullability ) 及び トリム感度( Trim Sensitivity )
水晶共振子は、並列振動回路上で応用し、振動周波数は、負荷電容量CLと大きく関係する。 これは前の公式(3)で見ることができ、図十一 は、並列振動回路のFL周波数に依る負荷電容量CLの変化曲線示意図である。
周波数の“可変幅”が指すのは、負荷電容量CL1の周波数FL1から負荷電容量CL2の周波数FL2の周波数の変化である。図十一内では、FL1(CL=24pF)とFL2(CL=10pF)の周波数変化値である。この例の周波数可変幅は220 ppmで、仮にCL1とCL2の負荷電容量値を極小化(曲線で数学上の微分をする)した場合、曲線の切線値を得ることができる。この切線値は或る一つの負荷電容量のトリム感度( trim sensitivity )である。
図十一に於いて、 CL=24 pF 時の周波数トリム感度は、10
ppm/pFでCL=10 pF時の周波数トリム感度は20 ppm/pFである。
並列回路で、負荷電容量が小さければ小さいほど、周波数の負荷電容量変化のトリム感度は高くなる。反対に負荷電容量が大きければ大きいほど、周波数の負荷電容量変化のトリム感度は低くなる。これは、水晶共振子をVCXO回路上で用いた時、回路設計上では比較的小さい負荷電容量を選ぶことができ、反対に比較的確実な周波数信号を要求する時には 回路設計上で比較的高い負荷電容量を選択することができる。

(Fig.11) Frequency variation vs. load capacitance
(11) エイジング( AGING )
“ エイジング” これは或る一特定時間範囲内に、水晶共振子が時間の推移と共に変化する周波数変化を意味し、百万分之一 ( parts per million, ppm ) を表示単位とする。エイジングは、周波数と時間上の特性曲線に於いて、 一般に現指数(exponential)型態の変化を表す。 周波数のエイジング変動の最大の期間は石英周波数部品製造後の一ヶ月目であり、その後、 周波数の変化は時間と共に減少する。周波数のエイジング特性にはいくつもの主な要素が影響する。例として パッケージの方法, 材料の種類, 製造工程温度, 製造工程管理, 熱処理過程及び製品のサイズと周波数高低がある。 規格上では短期(1〜3個月) もしくは長期(1〜10年)の周波数エイジングを定義する必要がある。
(12) 温度範囲保存( STORAGE TEMPERATURE RANGE )
前の作業環境温度範囲の他に、別の項目は、温度と関係のある特性で”温度範囲保存(Storage Temperature Range)”である。 このパラメーターが指すのは、製品が静態状況に於いて、最高と最低温度範囲を保存することができることである。. この温度範囲内に於いて、製品長期の保存後もはやり作業温度範囲内での正常な作業ができ、且つ規格に符合することを保証しなければならない。 この特性は、水晶共振子の部品設計及び製造工程設計と大きく関係するので、細心の注意を払って定義する。
(13) 負性電気抵抗(Negative Resistance , - R )
負性電気抵抗は、水晶共振子の二個端子から振動回路まで見て、振動回路の振動周波数で遭遇する時の電気抵抗特性値を指す。振動回路に於いて、十分な拡大増益値により水晶共振子が共振する時の機械能損失を補償することを提供しなければならない。負性電気抵抗は、水晶振動子の製品パラメーターではなく、振動回路の一項重要特性パラメーターである。共振子の角度にとっては、振動回路の”負性電気抵抗”である。
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